ギックリ腰は、男女共通の症状で40代以降に発生することが多くなります。
急性腰痛「ギックリ腰」は突然やってくる
腰痛の一つで、常に重だるい感じが続く慢性的な腰痛とは異なり、突然、腰に激痛が走り動けない程の痛みです。
少しでも動くと激しい痛みが生じて痛くない特定の姿勢しかできなくなってしまいます。欧米では「魔女の一撃」とも呼ばれる程で、医学的には急性腰痛症という。
ギックリ腰の原因
ギックリ腰が起こる瞬間は様々、重いものを持ちあげた時、運動をしている時、それどころか咳やくしゃみで起こることもあります。
なぜ起こるかという原因については分かっていません。
ただし、要注意な行動はいくつか挙げられ、特に疲れている時や身体が冷えているときに同じ姿勢を長時間続けている時はご注意ください。
・重い物を持った時。
・不自然な姿勢で動作をする。
・大きなくしゃみ。
・膝をまげずに上半身だけまげて下から上に物を持ち上げる(拾う)。
年を取ると腰周辺の筋肉や靭帯の力が弱まります。そのため、身体の動きを調整する機能や重い荷物を持った時に支えられずにダメージを受けてしまいます。
衰えを自覚したら負担に耐えられるように腰の筋肉を鍛え、再発防止のために運動やダイエットを実施。朝夕にマッサージやストレッチを行うことも効果的。
ギックリ腰の痛みの原因
●腰椎周辺の組織:靭帯や筋肉・椎間板などに小さい捻挫や損傷が起こった場合。検査をしても異常が出ないことが多い。
●骨の関係:骨が潰れたり骨折、椎間板ヘルニアの場合、こちらは痛みが治まり難く整形外科での治療が必要です。
ギックリ腰になった場合
ギックリ腰は、基本的には安静にしていれば治ります。 3日~1週間程度で治ることが多く、それ以上たっても治らない場合は、他の病気の疑いがありますので速やかに病院に行きましょう。
対処方法
ギックリ腰の対処は3点
・痛くない姿勢を保って安静にする。
・湿布や氷水などで患部を冷やし
・痛み止めの薬(頭痛薬)などを飲む
3日目位までは、患部を冷やして炎症を抑え、4日目以降は患部を温めて血行を良くする方法がおススメです。
ギックリ腰は治ったと思っても油断はできません。再発の可能性も高いことから動けるようになったら治療に行った方がいいでしょう。
整形外科・整体治療院・鍼治療院など、かかりつけがあればそちらに行くのがお勧めです。
また、1週間経過してもまったく痛みがひかない場合は、別の病気の可能性があります。
・椎間板ヘルニア、脊髄ガン、尿路結石などが考えられますので、病院で診察を行ってください。