現代の職業病ともいえる病気のことをご紹介します。
生活はインターネットの発達によってパソコンなしでは成り立たず、その便利さは手放せない反面としてデスクワークの時間が増えることで健康に与える影響が無視できなくなってきています。
肩こりや腰痛などに加えて目の疲れや頭痛・肩甲骨のこりなど多くの症状が複合的に出る症状をパソコン病という。
専門家「角谷敏宜先生」によるパソコン病の本を2012年8月発行しました。
肩甲骨のこり:目次
デスクワークでパソコンを使う時間が長いと起こる症状
- 肩こりや腰痛・首痛など身体の各部に起こる痛みや重さ・こりなど
- 画面を見過ぎることによる目の疲れやドライアイなど
- 頭や目の使い過ぎによる疲労やだるさ・頭痛やめまいや微熱・慢性的な疲れやだるさ、うつ病など
パソコンの使い過ぎが身体に与える影響
同じ姿勢と細かい作業
パソコンを使う場合、同じ姿勢で細かい作業を繰り返すことが多いでしょう。
この同じ姿勢と細かい作業が身体にコリや痛み・だるさを与えることなります、同じ姿勢を続けると筋肉が固まりやすく血行不良に繋がります。細かい作業が多いと身体内部の筋肉であるインナーマッスルの負荷が大きくなり、身体の内部にコリができてしまいます。
こりとは何か?そしてマッサージではコリが取れずに常に重だるい感じや疲れやすいなどの症状が出てきます。
画面を見つめ続ける
VDT画面を見つめるということは、目を含めた身体全体が緊張します。PC画面は、まぶしい・距離が近い・細かいと目が疲れる三大要素を全て持つために目の使い過ぎは頭の使い過ぎに繋がり疲れがたまりやすくなります。
長時間労働と作業量の増加
パソコンを使うと大量の作業を短時間で処理できます。紙と電話で仕事をしていた時代とは比べられない程の作業量を現代人はこなしています。
一昔前だと、相手と直接会って話していたことも、訪問して受け取っていた書類もメールや電話で済ますことができます。 しかし、それゆえに作業量の増加と移動時間に身体を休めることができなくなりました。急いで書類を渡す時もバイク便を使えば当日OK。
また、相手の感情や思いを受け取りにくくなりストレスが増えて体調不良が起きやすくなっています。相手が自分を嫌っているかもしれないと思うだけで脳と心は疲れます。
疲れて余裕の無い心だと周囲の人間への思いやりもなくなり人間関係もギスギスしますね。
パソコン病のコリ(肩こり・腰痛)はなぜ取れないのか
鍼灸治療院「治し家」の角谷先生によるとパソコンでできたこりはマッサージでは取れません。長時間のデスクワークを行って疲れたからマッサージに行く人は多いはず。
しかしマッサージしている間とその後の少しの時間はラクなのにすぐに肩や腰の痛みは戻ってしまうのではないでしょうか。これは、原因であるパソコンをまたやるから戻ってしまうのだと思っておられるかもしれません。しかしそうではありません。
実はマッサージでは体の奥深くにできた根深い問題を治療するのは難しい。
マッサージで効かない場合は鍼灸を
肩こりや腰痛などの筋肉の症状だけでなく頭痛や下痢・吐き気などが起きることもありますので、個別の治療では上手くいかないことがあります。表層の筋肉をほぐすのはマッサージ。
そして、パソコン病に詳しい専門家に診てもらう方が良いでしょう。宇都宮市桜に新しく2013年11月にオープンした【えん鍼灸院・整骨院】の富田茂樹先生も深層筋治療を行えます。
スマートフォンや携帯ゲーム機の使い過ぎでも同じような症状を引き起こします。