慢性的な疲労感・こりを解消するには、体の正しい動かし方を取り戻さなければいけません。関節・筋肉・腱などは、現代生活では特定の部分にだけ負担がかかります。
洗濯機・冷蔵庫・エアコンなど家電製品の登場や、農林業従事者の減少で、歩行距離が減り力仕事もほとんどありません。そのせいで体の動かし方が変わり、慢性的なこりや疲労を生じる結果になりました。
ダーウィンの進化論だと、今の生活に適応するはずですが、それにはしばらく時間がかかりそうですね。
運動不足はこりの大きな原因
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肩甲骨や肩のこりには、多くの日本人が悩んでいます。
運動不足の結果として以下のようなことが起きてしまいます。
- 筋力が低下し基礎代謝が減少
- 肥満や筋肉・関節の柔軟性を失う
- 特定の筋肉に負担がかかる
- 関節や筋肉の可動範囲が狭くなる
- 姿勢を保持するはずのインナーマッスルが機能を補う
- 肩や肩甲骨のこり
ハードな筋トレは必要ない
普段、ハードな筋トレをしていない方、過去にしていない方が急に筋肉を増やそうとしても難しいもの。3日坊主で終わることが多いでしょう。
筋力不足を解消するよりも、こりをほぐし柔軟性を取り戻す方が先決です。
そのためには、ストレッチでの心地よいレベルの運動を行うこと。体がほぐれて心地よさを感じると副交感神経の働きが活発化し自律神経のバランス維持につながります。
ほぐす
肩こりの方は、全身の筋肉全般が固くなっていることが多い。表面の筋肉がこるとインナーマッスルが動きにくくなります。結果的に双方の筋肉に負担がかかり動きが悪化。
普段、前後にしか体を動かさない方は、特に体側や肩甲骨を意識してストレッチを行ってください。僧帽筋や広背筋・肩甲下筋などのこりやすい筋肉を深呼吸しながら伸ばすと気持ちいいですよ。
ゆがみを取る
右利きの人は体の右側を左よりも使います。猫背・デスクワーク・歩き方などにより体に様々なくせが生じます。横になり脚を伸ばすと左右の長さが違うことも。
左右がゆがんでいると肩~腰にかけての筋肉がこりやすくなるのでリセットしましょう。
●体側伸ばしで骨盤・肩周り歪み解消!インストラクター美宅玲子さんの方法。
目を閉じて、眼球を左右に動かすことや頭や首筋を軽く押さえてマッサージを行うのもゆがみ&ほぐす方法