筋肉へのアプローチ方法が、マッサージとストレッチでは大きく違います。両方とも心身の不調を解消し、こりをほぐす効果を持ちますがその違いを知ることでより効果的に使い分けることができます。
ストレッチとマッサージは、筋肉へのアプローチが違う
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表層から刺激を与える方法と身体の奥から動かす方法
マッサージはほぐす
筋肉に対して、揉む・叩く・押すなどの刺激を与えます。身体の表層にある筋肉に圧力を加えて血行やリンパ循環の改善を促します。
自分自身で行うセルフマッサージや「あんまマッサージ指圧師の資格」を持つマッサージ業、代替医療として施術を行う民間業者が存在。
ストレッチは伸ばす
ストレッチは、筋肉の緊張をほぐし和らげます。表層の筋肉だけでなく身体の奥にあるインナーマッスルを伸ばすことで血流や緊張を改善。関節や筋肉の可動域も広がります。
リラックス効果は、人に行ってもらうマッサージに比べて低いのですが、気軽に自分自身でできることが特徴。
●肩こり3D筋肉解剖解説.avi
筋肉に対するアプローチ方法は違いますが、血液の老廃物を流して血流を良くする。疲労回復効果があるという点は共通しています。
こりや疲労が重い場合は、マッサージの方が短期間で高い効果を発揮するためおすすめです。ストレッチは効果は弱いものの関節の可動域が広がることから柔軟性のある身体作りに役立ちます。
身体を触るとこりこりとした「こり」があるときは、即、マッサージや鍼灸で解消をしておきましょう。肩甲骨周りには僧帽筋や菱形筋など大小の筋肉が幾重にも重なりあっています。この全てをマッサージでケアするのは難しく自己努力によるストレッチが必要。
全身の筋肉はつながっており、肩甲骨のこりで辛い方は、首や腰の筋肉にも緊張や痛みが出ているはず。一箇所の筋肉が緊張して固まっていればそこに引っ張られる形で他の筋肉が伸ばされているのはイメージできますね。
ストレッチで身体を伸ばすことは、全身バランスを整えるのに効果的。