痛む場合は急ぎの処置が必要。肩から背中にかけてのこりと痛みは似て非なるもの。不快感やつらさはありますが、症状は違います。
こりとは、筋肉が収縮して緊張している状態。筋肉の中にある血管も収縮して血流が悪くなり末梢神経を刺激。
痛みは、筋肉の炎症や内臓疾患など様々な要因が考えられます。痛みがあるときや併せて高熱や吐き気を生じるときは、大きな専門病院でレントゲンや血液検査をしてもらうことが大切。
背中や肩甲骨のこり・痛みの原因として考えられること
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筋肉の炎症や断裂:筋肉そのものや骨をつなぐ腱が炎症を起こしたり断裂して痛む。
神経圧迫:変形した骨やずれた骨格、筋肉により中枢神経が刺激されている。
圧迫骨折や疲労骨折:骨粗しょう症や疲労骨折などで神経が刺激されて痛む
内臓疾患:肝臓や腎臓・たんのうなどの内臓疾患で、腰や肩に痛む場合もある。
特に内臓系の疾患は、内科と外科を合わせもつ総合病院で見てもらうこと。血液検査やレントゲン・CTスキャンで異常なしと医師が診断すれば緊急性が薄れるので、じっくりと筋肉や関節の状態を見ることができます。
内臓の病気で肩や背中に痛みが出やすい
狭心症、胆石や胆嚢炎、肺などの炎症では、肩から背中にかけて痛みが出やすい。背骨の病気だと痛みやしびれが続くなども。命にかかわる病気が隠れていないか検査をしてもらうのが最初。
背中や肩甲骨のこり:その原因
背中や肩甲骨と背骨の間にできるこりやだるさ・痛み。その原因は、パソコンやスマートフォンの使い過ぎであることも多いことをご存知でしょうか。
パソコンやスマフォで小さく手や指先を動かしていると、指先から手首・腕から背中にかけてのインナーマッスルを使います。しかも細かい動きを頻繁に繰り返しますから、いつのまにか身体全体の筋肉が疲労して硬くこわばってしまいます。首から背中・腰にかけての脊柱起立筋や腸要筋などがこりかたまると重だるい感じや吐き気やめまいなどの原因になることもあります。
身体の筋肉は繋がっていて、パソコンのタイピングやスマフォ作業は、意外と上半身の筋肉に負荷をかけているのです。手首・首などのこりについてもパソコン作業が原因の例が多いのです。
首から肩・肩甲骨のこりをほぐしたい方は、インナーマッスルをほぐす体操や鍼灸治療が効果的です!
私が背中の肩甲骨周りの筋肉を痛めた例
ある日、背中か胸の奥がズキズキと痛み出し、横になってみたものの寝返りすらできない状態。少しでも動くと胸と背中の間が痛み、首までこわばってきました。
急いでタクシーを呼び、近所の総合病院の緊急受付に直行。様々な検査をしていただき、中でも狭心症など心臓に関する病気が疑われるとのことでCTスキャンや血液検査を実施。
幸いにも心臓に異常はなく、肩甲骨の周囲にある筋肉を強く痛めたのだろうという診断で帰宅。2~3日は、横になると起き上がれなかったため椅子やマッサージチェアで寝るしかない経験をしました。
痛みが落ち着いた後にかかりつけの整体に行き、電気治療や背中をほぐしてもらい湿布と皮内鍼で対応。肩甲骨の位置がかなり内側に入っていたので矯正。柔道整復師の先生によると背中から胸の奥の筋肉を痛めて来院する方は多いとのこと。
皆様もご注意ください。