鍼灸師の生活と就職の現状の調査データ

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医療の進歩により、疫病や重病で死亡する人の割合が減った分だけ生活習慣病や体調不良を訴える人が増えました。

本来、そういった分野は、東洋医学(鍼灸や漢方)が得意な分野ですが、鍼灸師の生活は苦しいと言われます。鍼灸へのニーズは強いのになぜでしょうか?

鍼灸を受けたことのある人の割合は少なく、25%以下(データによっては7%以下)と言われています。

医道の日本がまとめた鍼灸のデータを見ても低い水準にとどまっています。

鍼灸院の来院患者数

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医道の日本に載っていた日本鍼灸師会の2010年度会員調査結果データです。

●鍼灸院の一日の来院患者数
・0~4人:44%
・5~9人:22%
・10人以内:66%

●鍼灸院の自費診療の料金
・平均3千円:41%
・平均4千円:21%

もし、患者が一日に10人来院して平均3千円で20日稼動すると月間60万円の売上になります。この売上から経費を差し引いた額が収入(給料)です。

院長一人かつ自宅で治療を行っている治療院であればこれでも生活していけますが、人を雇用やテナントということになると苦しくなります。

鍼灸学校卒業後の学生意識

鍼灸学校を卒業したばかりの生徒はもう一人前の鍼灸師なのでしょうか?

いいえ、資格は持っていますが実戦で様々な経験を積まなければならないようです。

東洋療法学校協会の協力を得て明治国際医療大学教授の矢野忠氏が行った調査では、79.6%の学生(卒業学年)が卒業後に研修を受けたいと回答しており、就職が困難なく実現できると回答した人は、施術所希望者で12%・病院・診療所への就職希望者で5.2%という少なさでした。

鍼灸は、机上の学問だけでなく実際の施術が大切な治療方法ですが、どうしても国家資格ということで知識重視の教育になっている傾向があります。そのため、国家資格はあるのに施術に自信がない学生が出てきます。

もちろん、医学生もいきなり独立開業ではなく勤務医としてノウハウを積みます。ところが鍼灸院は個人経営の小さいところが多く卒業生を受け入れる受け皿が少ないのです。

そのほか、顧客対応・ビジネスマナーや経営・マーケティングなどの要素を鍼灸学校で教わることはほとんどありません。結局、鍼灸学校を卒業した後は、昔通りの師弟関係で教わることになりがちで、これにはいい面と悪い面の両方があります。

学生から鍼灸師になる

鍼灸院が伸び悩む理由

鍼灸院に顧客がこない理由はたくさんありますが、いくつかを上げてみます。

・病院と違い保険がきかずに自費治療となる。

・鍼灸院で何が治療できるのかがわからない。

・鍼灸師による腕に違いがあるのではないかと不安。

・鍼灸院が小さく入りにくい。一対一の治療は不安がある。

・鍼灸院に行くことで病状が悪化する不安がある

・職人肌で生活態度の悪さを怒られるのではないかという不安。

・鍼灸院により料金・やり方・治療実績・専門が違いどこに行けばいいかわからない。

・ホームページ・パンフレットなどがなくてわからない治療院も多い。

・精神的・宗教的な要素があり、何かを強引に売りつけられるのではないかという不安がある

鍼灸は痛い・つらいのではないか。

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