寒い日に食べたい台湾家庭料理:鶏を生姜とゴマ油で炒めて煮込んだスープが、「麻油鶏(マーヨーチー)」。
中国料理の医食同源の考えを取り込んだ薬膳(漢方)料理の一つで、寒い冬に身体の中から暖めて健康を維持するのにぴったりです。 材料も鶏肉主体ですので、ダイエットを気にする方でも食べられます。
「麻油鶏(マーヨーチー・マーヨージー)」の作り方
●材料
鶏の手羽元や骨付鶏肉(一人当たり200g程、手羽元で3~4本)
生姜:スライスを5~7枚
白葱:適量(一人当たり3cm×5本程)
ごま油 :大さじ2杯程度
鶏ガラスープの素:適量
日本酒 :少量
水 :適量
塩:少々
コショウ:ほんの少し
唐辛子か七味:少々(無くても良い)
●作り方
1.フライパンにごま油とスライスした生姜を入れて軽く弱火で炒めます。
唐辛子か七味を少量加えても良い。
2.軽く炒めて良い香りがしてきたら鶏の手羽元を入れ、両面に焼き目が付くまで中火で焼きます。
ぶつ切りにした白葱も軽く焼き目が点くまで焼きます。
3.鶏・生姜・葱を鍋に移し水・酒を加えて煮込みます。
アクを取り除きながら30分程煮込みます。
十分に煮込みができたら、鶏ガラスープの素・塩コショウで味を調整します。
塩コショウは少なめで大丈夫です。
最後に鍋に蓋をして弱火で15分程煮込めば完成です。
女性誌の(CREA)にこの写真を掲載いただきました。
体調不良でお悩みの方や身体が冷えてむくみや疲れがたまっている方におすすめのメニュー。
生姜について
生姜は風邪を引いた時に、生姜湯や生姜茶にして飲みます。
身体を温める効果や胃腸を丈夫にする効果があり、特に冷え性に悩む女性には良い食材です。
●漢方としての生姜
体を温め、新陳代謝機能を高める作用をもちます。
主成分のジンギベロールは血小板の凝集を妨げます。また、軟骨を破壊する酵素の生成を抑制する効果も認められています。●効能
芳香辛味性健胃、食欲増進、発汗などに効果があります。
出典:武田薬品工業
薬膳について
薬膳(やくぜん)とは中医学理論に基づいて食材、中薬と組合せた料理であり、栄養、効果、色、香り、味、形などすべてが揃った食養生の方法である。
生薬の原料や材料として用いられる海松子、金針菜、枸杞、紅花、山査子、銀、大棗、蜂花粉、百合、竜眼肉等を用いた料理のみならず自然界にあるものすべてを食物と考え、日本語の造語である医食同源のもとに個々人ごとに異なる体質や臓器に適した食物をどのように摂ることが効果的かを予防医学の見地に立つ中国医学による帰経(きけい)効果がある料理。
出典:wiki
薬膳について調べてみると医食同源は、日本語の造語だそうです。
日本では、火鍋がブームになりあちこちで食べられるようになりました。私のお勧めは東京日本橋にある「天香回味」というお店で、まさに薬膳という鍋を食べられます。。
麻油鶏は、気軽に作れて身体が温まりますので、寒い冬の日にいかがでしょうか。