市場調査の富士経済が、2010年の健康美容食品の市場規模を予測した結果によると、2010年の市場規模は1兆7700億円
過去6年間で増えた分野は、肝機能改善、アイケア、美肌効果、リラックス、覚醒効果、栄養バランスなど。生活習慣病予防の効果をうった商品も一定のニーズを得ており、高血糖改善をうたった難消化性デキストリンは前年比137%の延びを示している。
注目が、アンチエイジング関連市場
市場規模は5200億円で、健康美容食品市場の3割近くを占めています。
高齢者人口の増加に伴い、アンチエイジングを訴求した商品に対するニーズは確実に拡大中、成分は生活習慣病予防に加えて、肝機能改善、骨・関節サポート、ホルモンバランス分野、β-カロチン、プロポリス、霊芝、アガリクス、エキナセアと美肌効果のコラーゲン、ヒアルロン酸、アスタキサンチンなどがある。
(1)ダイエット食品 2006年予測では、1,706億円の市場規模
ダイエットに強い関心を持つ若い女性層をターゲットに満腹感を得られる食物繊維・マンナン、脂肪を燃焼させ基礎代謝量を増すアミノ酸、糖質の吸収を抑えるギムネマ、吸収性の高いたんぱく質・プロテインなどを配合したダイエット訴求食品を対象とする。
この市場で最大規模のカロリー調整食品は安定して増加し、「ドリンク類」も05年の伸びを維持する。
ダイエットに関する市場の一覧
●書籍・ビデオ等(運動・食事などの方法を書いた本、雑誌など)
●アドバイスサービス
●ダイエット食品
●運動機器・運動サポートグッズ(エアロバイク、ステッパー、チューブ、ダンベル、歩数計など)
●美容施設(エステティックサロン、整体エステ、サウナ、タラソテラピーなど)
●運動施設(スポーツクラブ、ボクシングジム、スイミングクラブなど)
●化粧品
●その他アイデアグッズ
日米肥満度
少しデータが古く統一性はありませんが、日米の肥満について
日本人:厚生省がまとめた「1996年国民栄養調査」によると日本人の肥満度は21%となっています。
アメリカ人:アメリカでは、BMI 30 以上の人を肥満と呼んでいる。2002年のデータによると、BMI 25 以上の人は、65.7 % であり、BMI 30 以上の子供は、16 % 以上である。