肩甲骨のこり:目次
天城流湯治法と杉本錬堂氏
伊豆高原在住の元パティシエ(お菓子作り職人)の杉本錬堂氏による温泉湯治法が、天城流湯治法です。
「自分の身体は自分で治す」をモットーに伊豆の温泉を舞台に、肩こり・腰痛・体調不良・健康維持・美容・難病などを温泉療法で治し、世界中の治療家に呼ばれて講演・治療で飛び回っています。
◆杉本錬堂氏の素敵な笑顔
治療の柱として以下の4つをポイントにしています。
◆温泉療法
◆身体修正法
◆身体との対話
◆美容
このページでは、杉本錬堂氏による天城流湯治法の考え方をご紹介します。
温泉では可動域が広がり痛みが弱まります。
温泉の中では、浮力のおかげで人間の身体の可動域が広がります。
そのため、陸上では痛くて曲がらない関節もお湯の中では動かすことができるためリハビリを行いやすくなります。温泉療法は、この特性を生かして陸上で行うヨガ・ストレッチ・指圧などを温泉(お湯の中)で行うことで治療効果を高めることを狙っています。
痛さの軽減:温泉の中では、痛さが軽減されるため、指圧やヨガなどをセラピストが行う場合、自分自身で行う場合ともに痛さが弱まります。
温泉でのリラックス効果
リラクゼーションは、自分の身体から力が抜けて頭で考えることが抜けている状態のことです。
温泉では、高いリラックス効果を得ることができます。
・温泉のお湯は36度~40度と体温に近い温度です。
・温泉は身体の中心に向かって水圧がかかり、全体に浮力が与えられることから部位ごとの重力がかからない
・温泉は、自然が多く普段の生活と異なる環境で過ごす
温泉指圧「WATSU(ワッツ)」
ワッツは、「WATER SHIATSU」のことで水中指圧と訳されます。
アメリカ人のハロルド・ダール氏が日本で指圧を学んで、考え出した温泉セラピーです。
温泉の中で、セラピストに支えられて何もせずに浮かびながら、身体をゆっくりと動かされていきます。すべての力を抜き温泉の浮力とセラピストにゆだねながらリラックスする中で、身体全体や腕・足・首などの関節を動かされることで身体の不調が改善されます。
まるで母親の胎内にいるかのような感じであったり自分の呼吸音だけが聞こえる瞑想状態になったりと不思議な感覚になります。
伊豆の温泉で温泉指圧
伊豆にある温泉「船原館」では、この温泉療法のために水深1.2mのお風呂を作り温泉療法専門家とともに、温泉療法を中心とした温泉旅館を経営しています。
食事も地元の特産品を生かした最高の食事を用意しています。
「水深1.2mのお風呂」 「地元料理:わさび鍋」
杉本錬堂氏の「咀嚼と体操」
杉本錬堂氏が生活習慣の中で重視している事が起きた時の体操や身体の骨と腱と筋肉のエクササイズ、そして咀嚼法です。そちらについてはこちらで紹介していますのでご覧ください。
日本の温泉は、世界に誇れる観光資源で健康維持につながる素晴らしい財産です。
普段の生活がパソコン・オフィス・コンクリートに囲まれて自然に触れる機会の少ない方は、一度、ゆっくりと素晴らしい温泉旅館に泊まってみてはいかがでしょうか
デスクワーク中心でストレスを溜めがちな現代に、温泉はぴったりです。