とてもつらい肩甲骨のこりや腰痛を経験したから分かるほぐす方法や健康情報

  1. 身体とその構造
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健康に大切な主な筋肉の名前とその特徴

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筋肉と骨格のバランスが良いと姿勢と体型が良くなります。

ダイエットをしている人が、食事だけ減らして運動で筋肉を鍛えていないとガリガリの痩せ形体型になり美しくない体になります。
筋肉・骨格・脂肪のバランスを上手に整えて特定の部位だけ鍛えた偏った身体にならないようにしましょう。

筋肉は、男性の場合で体重の約4割、女性で約3割を占めています。
男性ホルモンが多い男性は筋肉が付きやすく、女性は付きにくくなります。

■アウターマッスルとインナーマッスル

アウターマッスル(身体の外側にある筋肉)とインナーマッスル(身体の内側にある筋肉)という筋肉の区別をすることが増えました。
この二つの筋肉は、明確な区別はありませんが、身体を鍛える場合や肩こりや腰痛の症状を治療する際に重要なポイントとなります。

なぜなら、アウターマッスルは鍛えやすく治療もしやすいのですが、インナーマッスルは鍛えにくく治療がしにくい筋肉だからです。

して、現代の生活は運動不足・肉体労働ではなく頭脳労働が多いというように、インナーマッスルを鍛えずに酷使する生活が中心です。
そのために、パソコン病(デスクワーク症候群)や五十肩・腰痛・めまいなどが起きやすくなっています。

■代表的な筋肉

筋肉の数は個人差がありますが、約600個程に分けられます。
その中での代表的な筋肉をご紹介します。

1. アウターマッスル系の筋肉

◆僧帽筋

首から左右の方、胸椎までを覆う背中の表層にある菱形の筋肉。僧帽筋の奥には、背中の筋肉がたくさんあり、その上に覆いかぶさる形でついています。修道士の防止の形に似ていることで名づけられました。頭を支えて肩甲骨を安定させる筋肉です。肩甲骨や腕を動かす際に利用し、男性はこの筋肉が発達しやすくなります。いわゆる肩こりの原因となる筋肉です。

◆三角筋

肩の前から後ろにかけてを覆う筋肉です。僧帽筋と連携して肩甲骨から肩周りと腕を動かします。男性は鍛えやすく女性は鍛えにくい筋肉ですが、ここが筋力不足になりと肩こりに悩まされやすくなります。

◆胸鎖乳突筋

側頭部から始まり首筋を通って胸骨と鎖骨の内側に付着する筋肉です。首を曲げる時に動く筋肉で、手で触ることができ確認しやすい筋肉です。この筋肉の下にはリンパ節が多数存在し、難聴や中耳炎など耳にも影響を与える筋肉ではないかと研究がすすめられています。

◆上腕三頭筋

名前の通り、腕の上部にある筋肉でいわゆる二の腕の裏側にあります。肘関節や肩関節の固定や動作にかかわる筋肉です。鍛えると皮下脂肪のたるみを解消し腕周りがたくましくなります。

◆上腕二頭筋

力こぶを作る筋肉です。上腕三頭筋とともに肘関節と腕を動かします。物を腕で持ち上げるのはこの二つの筋肉の力です。

◆大胸筋

胸を覆う対になっている筋肉。男性の胸板と女性の美しいデコルテの土台となる。腕立て伏せを行うとこの大胸筋を鍛えることができます。

◆広背筋

脇の下から背中の下部を広く覆っている筋肉。腕を後方に引くときに動く。姿勢を美しく支えるためにも重要で鍛えると綺麗な背中のラインを作る。

◆腹直筋

いわゆる腹筋。お腹の表面にある筋肉で身体を前に曲げる時に使います。鍛えると6つに割れる筋肉で筋力不足だと姿勢が悪くなり疲れやすくなります。弱まると胃腸へ影響し胃下垂・便秘等が起きやすくなります。

◆外腹斜筋

肋骨から骨盤まで斜めに走る筋肉。身体を曲げる時・ひねる時に使います。ウェストのくびれを作るためにも重要です。

◆大臀筋

お尻を覆う筋肉。座る時、立つとき、ランニング・ジャンプに使う筋肉です。下半身の筋肉は衰えやすく、弱まると垂れ尻、鍛えると美尻になります。背中と腹の筋肉とともに身体全体の姿勢も支えています。

◆中臀筋

大部分は大臀筋の下に隠れていて、骨盤を支える役目をしています。現代の生活では、この中臀筋が衰えやすく鍛えておいた方が良い筋肉です。

◆大腿四頭筋

太腿の前面を覆う筋肉。身体の中でも最も大きな筋肉で4種類の筋肉が重なってできています。歩く走るはもちろん身体全体の動きに影響しています。

◆ハムストリングス

太腿の後ろ側にある筋肉の総称。股関節を安定させて脚を後ろに蹴り上げる働きがあります。スポーツ選手はハムストリングスを痛めやすく肉離れになることが多い筋肉です。

◆腓腹筋

ふくらはぎの部分です。脚を動かす、足首を伸ばす際に働きます。ふくらはぎは、下半身の血行を促進するポンプの役割を持っており、ふくらはぎの筋肉が弱まると下半身全体に痛みや疲労が起こりやすくなります。

2. インナーマッスル系の筋肉

◆ローテーターカフ

肩周りのインナーマッスルである3つの筋肉、棘上筋(きょくじょうきん)・棘下筋(きょくかきん)・肩甲下筋(けんこうかきん)を合わせて呼ぶ名前です。肩甲骨と上腕骨を支えている筋肉です。また、パソコンやマウス操作などデスクワークの小さな動きでこの3つの筋肉が疲れやすく肩こりの原因になります。

◆菱形筋

僧帽筋の下にあり肩甲骨を後ろに引く作用がある筋肉。ローテーターカフとともに、この筋肉のコリが原因で肩こりや肩甲骨のこりが起きる例が増えています。

◆脊柱起立筋

背骨から腰骨まで背中の中心部あたりを縦に細長く走っている筋肉です。大小さまざまな筋肉の集まった筋群として働き、分類するとより背骨にごく近い部分の棘筋、その外側にある最長筋、そして体の一番外側寄りにある腸肋筋というグループに分割できます。姿勢を保ち身体を屈伸させる筋肉でこの筋肉が弱いと周囲の筋肉への負荷が高まり腰痛や背中痛の原因になります。

◆多裂筋

脊柱起立筋のさらに奥にある筋肉。背骨の付着し背筋の安定や回転を支える筋肉

◆腹横筋

肋骨からお腹側の身体の中心線を通る筋肉で腹部を覆うようについています。腹圧を高める効果があります。

◆内腹斜筋

外腹斜筋の内側に存在し、体幹を曲げる・捻る動作に関与します。外腹斜筋と内腹斜筋を鍛えると身体全体の姿勢が良くなります。

◆腸腰筋

背骨と脚の付け根を結ぶ大腰筋と骨盤と脚の付け根を結ぶ腸骨筋からなります。姿勢維持・歩き走るとき・骨盤維持に重要な働きをし、ここが弱くなる・疲れがたまることで腰痛が生じやすくなります。

◆腰方形筋

腰椎の左右を囲むように位置して、腸骨から肋骨に伸びています。身体を屈伸させたり骨盤を上に引き上げています。ここも腰痛の原因となりやすい筋肉です。

◆梨状筋

仙骨の前面から脚の付け根に至る筋肉。股関節を動かすときに大切な働きをし、仙腸関節と合わせて身体の不調につながりやすい筋肉です。

◆内転筋群

内腿を覆う大きな筋肉群です。下半身を動かす重要な筋肉です。

◆大腿筋膜張筋

中臀筋から膝関節を繋ぐ細長い筋肉です。膝・股関節を安定させ、太腿を動かします。

◆ヒラメ筋

腓腹筋の内側でヒラメのような形状をしている筋肉。足首を伸ばしたり姿勢を保持するときに働きます。腓腹筋には速筋が多くヒラメ筋には遅筋が多く双方がバランスをとって働きます。

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