パソコン・スマートフォンを使いすぎると反復運動過多損傷になりやすい

パソコンやスマートフォンやゲーム機などを使い続けると、肩こりや腰痛・体調不良など身体に様々な問題が生じてしまいます。

デジタル機器を使うことで生じやすい症状をパソコン病・VDT症候群・テキストネック・テキストサム・反復運動過多損傷(RSI)などと呼びます。

それぞれ、名前は違いますが、原因や症状は共通しています。

パソコンを使ったデスクワークが多い方、パソコンゲーム・DSやPSPなどの携帯ゲーム機やスマフォや携帯でのゲームやメールなどの利用頻度が多い方は、ご注意ください。

スマートフォンや携帯電話・ゲーム機の微妙な重さにより手首や肘・肩に負荷がかかります。

パソコン病:パソコンで身体を痛める

厚生労働省が平成15年に実施した実態調査によると、パソコンを使って仕事をしている人のうち、精神的疲労を感じていると答えた人が34.8%、身体的疲労を感じている人が78.0%もいます。

米国での統計によると、1991年までに報告された全職業病の約60%が反復運動過多損傷によるものでした。この数値はコンピューターが普及するまでの78年までに比べ14%も増加しています。
また、マイクロソフトが1000人の事務職やマネージャを対象に行った調査では、事務職の68%が何らかの痛みを訴えたという結果が出ています。
症状は一般的に背中や腰、肩、そして手や手首に表われています。 パソコンを使う

パソコン病について

パソコンを使い続けると、同じ姿勢で細かい作業を繰り返すために、筋肉の中でも身体のバランスや姿勢の細かいコントロールを行うインナーマッスルがこってしまいます。
同じ肩こり・腰痛でも外側の筋肉がこる場合と違い、マッサージ等ではこりが取れにくく、慢性的な肩こりや腰痛から、様々な症状へと発展していきます。

パソコン病についての続きはこちら

VDT症候群(ブイ・ディー・ティーしょうこうぐん)とは

コンピューターのディスプレイなど(総称して Visual Display Terminal、VDT と呼ばれる)を使った作業を長時間続けることで、何か身体に痛みやだるさ・つらさが出てくる病気のことです。
特に目の疲れが強いことからテクノストレス眼症と呼ばれることもあります。

コンピューターのディスプレイを見る作業は、数字や細かいグラフィックやドットを見る作業が多く、目に大きな負荷を与えます。
しかも、一人の人間が処理する作業量も、コンピューターなしの時代より何十倍と増えていますので、心身への負荷も増えているはずです。

VDT症候群の主な症状

目の症状 – ドライアイ、充血、視力低下など
体の症状 – 首、腰、肩のこり、痛み、全身の疲労感、倦怠感など
心の症状 – 食欲減退、不安感、抑うつ症状など

パソコンを使う環境では、エアコンが常に入っていることから乾燥しがちな空気になり、ドライアイや肌荒れの悩みも増えています。

テキストネック・テキストサムとは

スマートフォンや携帯用ゲーム機の普及により、小さな(モバイル)デジタル機器を使う時間が増えています。
元々、携帯電話だったはずのものが、電話をしている時間よりメールやゲーム、ウェブサイトを見るなど、インターネットに接続している時間の方が長くなっています。

結果的に起きてきたのが、欧米で、テキストネック(首)やテキストサム(親指)と言われる症状で、長時間、スマートフォンなどを利用することにより、親指の腱鞘炎など指や腕そして首に痛みが生じます。
スマートフォンを使う

人間の腕や手は、小さいキーを操作するのに慣れていない

公認理学療法士協会(Chartered Society of Physiotherapy)のサミー・マルゴ(Sammy Margo)氏は、「人間の体は、小さすぎるキーのついた小さすぎる電話を使うために作られてはいないんです」と語り、上肢の痛みが原因で音声認識ソフトよる操作に乗り換えた患者もいると話した。

前かがみで画面を覗く姿勢は良くない。

英国カイロプラクティック協会(British Chiropractic Association、BCA)のティム・ハッチフル(Tim Hutchful)氏は語る。
「人間の頭部の平均重量は4.5~5.5キログラム」とハッチフル氏。耳から肩、そして腰、ひざ、足首まで一直線に垂直になるのが「体重が効果的に支えられる」理想的な姿勢だという。
だが、スクリーンを眺めるために頭部がいつも前かがみになっていると、姿勢の悪さから、頭部が最大で4倍重く感じられ、体全体に負担がかかることになる。

出典:2011年12月05日 17:44AFP

スマートフォンや携帯ゲーム機を使う上で問題となる点

・画面を見るために頭が前かがみになり、身体全体ではなく首で頭を支えることになる。
・スマートフォンや携帯ゲーム機を長時間利用すると、その微妙な重さが腕に負荷となる。
(両手に果物を乗せた姿勢を長時間続けているようなもの)

・キーが小さい事から、小さな動きが主体となりインナーマッスルに負荷がかかる。
・細かい動きが多く、指に負荷がかかる。
・画面・キーボードが小さいため肘を脇に付けた姿勢でキータッチを行うため肩から背中にかけて負荷がかかる。

ノートパソコンと比べてもスマートフォンは小さい
パソコンより小さいスマートフォン

反復運動過多損傷(RSI)

難しい名前ですが、これは昔からある症状です。

手や腕を酷使する専門職の人たち「音楽家、運動選手、職人など」は、手、腕、肩の異常を訴えることがよくありました。

そして、近年、世界中で、コンピューターユーザーが同じような訴えをすることが多くなっています。同じような動きを腕や手・肩が繰り返すことで、筋肉や腱・神経などを損傷する病気で、長時間、コンピューターやマウス操作をする人がかかりやすい症状です。

米国の非営利団体Nemours Foundation(フロリダ州、デラウェア州)によると、RSIにより生じる症状には以下のようなものがあるということです。

・手根管症候群:手首の骨と靭帯により形成される狭い経路の腫れによって起こる。
・頸部の椎間板が圧迫されて生じる頸椎神経根障害:よくある原因は、肩を使って電話の受話器を耳に当てる姿勢である。
・「テニス肘(ひじ)」として知られる上顆炎
・神経節(ガングリオン)嚢(のう)胞:関節または腱からゼリー状の物質が漏出して手首に瘤(こぶ)ができる障害
・反射性交感神経性ジストロフィー:手の乾燥、腫れ、筋力低下などを伴う疼痛性の障害。
・腱炎。骨と筋肉を接続する腱の炎症。

コンピューターユーザーに反復運動過多損傷(RSI)が増える理由

・長時間、同一姿勢で、同一動作を繰り返すことが多い。
・マウス・キーボード操作などによる、手首や腕の酷使
・職人仕事の場合、身体で覚えて、自然に身体が動くが、コンピュータの職人的仕事(グラフィックデザイン等)は、目で判断し修正する要素が大きい。
・集中していると浅く、不規則な呼吸が多く、休憩や深呼吸をしにくい
・分業制や仕事の質量が増加し、ストレスが増大、蓄積されやすい環境
・眼精疲労-視力低下-姿勢悪化の悪い循環ができている。

パソコン・スマートフォン・ゲーム機は、ビジネスで使うと仕事の効率を大きく上げますし、遊んでいると時間を忘れる程、面白いですね。

ただ、その便利さゆえに何時間もぶっ通しで、使い続けることも多く、身体への負荷も大きくなります。

パソコンや携帯電話を使う姿勢は猫背になりやすく「IT猫背」と呼ばれることがあります。

できるだけ、楽な姿勢で使うように注意しましょう。(パソコン・スマフォを使う時の姿勢)

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