リラクゼーション業界の成功と鍼灸・整体の問題

市場調査や分析を行う会社「矢野経済研究所」は、ほぼ毎年、マッサージ・鍼灸などについての市場調査を行っています。

■矢野経済が調査・分析した内容
癒しビジネスの事例研究と将来展望
ハンドトリートメント市場の展望と戦略
統合医療市場の実態と展望
エステティックサロンマーケティング総鑑

「鍼灸・マッサージ・柔道整復・カイロプラクティック・リフレクソロジー・ボディケア」などは、統合医療・ハンドトリートメントなどと呼ばれることもある癒し・リラックス・治療法です。

また、この業界について大きく分けると以下の3つに分けられます。

・鍼灸・マッサージ・柔道整復
・カイロプラクティック・整体
・フレクソロジー・ボディケア

もちろん、その他にも国家資格の有無などで分ける方法もあります。

統合医療とは、wikiより
統合医療(とうごういりょう、英語 Integrative Medicine)とは西洋医学による医療と代替医療をあわせ患者を治療することである。
米国ではアリゾナ大学の医学教授アンドルー・ワイルにより研修教育がおこなわれている。

鍼灸・マッサージ・柔道整復業界の問題点

矢野経済研究所の資料の中でも触れられていることですが、この業界は小規模の個人経営が多く、一般的に浸透しきっていない分野です。
怪我や病気の時には、病院に行く方がほとんどで、まず、鍼灸・マッサージ・柔道整復に行く方は少ないはずです。

一方、近年、足裏マッサージ・肩こりマッサージなどのリフレクソロジー・ボディケア業界が店舗数を増やし、ちょっとした繁華街には何店舗ものマッサージのチェーン店が並んでいます。

「鍼灸・マッサージ・柔道整復業界では、リフレクソロジー、ボディケアを無資格営業だとして敵視するだけでなく、リフレクソロジー、ボディケアが消費者に受け入れられている理由を考える必要があろう」
「2006年版・ハンドトリートメント市場の展望と戦略(矢野経済研究所)」

治療院によって、経営やマーケティング・患者満足度という視点をもっているかどうかには大きな差があります。

患者のニーズや希望をくみ取らずに独りよがりでは成功することはできないでしょう。
鍼灸治療の調査結果(2003年)

リフレクソロジーが成功した理由

1.経営システム(経費・収支バランス、立地調査、顧客管理販促等)

2.ブランドの信用力(品質・価格に対しての安心感)

3.都心部の店舗展開:清潔で入りやすく便利な立地

4.明瞭な料金システム

20分や1時間程で手軽にマッサージを受けられてリラックス効果と筋肉のこりをほぐしてくれる料金や制度は一律で安心できるところが成功の理由です。

■リラクゼーション大手の業績

企業名

06年売上高(億円)

07年売上高(億円)

RAJA

90

100

ボディワーク

75

99.8

グローバルスポーツ医学研究所

66

リフレッシュセンター

44

45

ホスピタリティ

28

28

OMG

21

23.7

出典:商業施設新聞

鍼灸・マッサージ・柔道整復業界の将来性

それに対して国家資格を持っていて、癒しに加えて治療を行うことが特色である鍼灸・柔道整復については、リラクゼーション業界に比べてブランド力が劣っている。

しかし、パソコンの普及(パソコン病)と女性の社会進出という二つの要因もあり、肩こりや腰痛・めまいといった不定愁訴を訴える人が増えていることから、鍼灸や柔道整復による筋肉のこりや疲労回復、骨格のゆがみ治療などのニーズが増えると考えられる。

矢野経済研究所のレポートにおいても将来性と成長性について言及を行っています。

「業界としては、こういったノウハウを活用して『国家資格者』であるということを前面に押し出して展開していくことが必要である。こうすることによって差別化を図ることが可能となり、当該業界も成長すると考えられる」

「今後は統合医療のさらなる浸透によって東洋医学の利用が進むこと、有資格者が今後増加していくこと、などから市場は拡大基調を辿ると見られる」

鍼灸師や柔道整復師は国家資格で、資格を取れば開業できます。
とはいえ、治療を行う患者が来なければ、どんなに治療技術が優れていても宝のもちぐされです。

患者は、治療の腕はもちろん、清潔さ、安心感、治療家の人としての魅力など、多くの要素を求めますので、治療家も治療以外の所にも目を向けられる懐の深さが必要です。

治療院・施術院を始めるには、資格取得の後こそ大切で大変だということと顧客満足度と経営・マーケティングの視点が必要です。

鍼の写真

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