ヨーグルトは、本当に腸内環境を整えるのか?日本人は乳糖不耐性の民族

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ヨーグルトは、健康・長寿に良い食品として人気です。朝食にヨーグルトを食べる方、ヨーグルトダイエットで食べている方も多いことでしょう。
そんな大人気のヨーグルトに対して?となる研究結果を米ワシントン大学のNathan McNulty氏らが、米医学誌「Science Translational Medicine」(2011; 3: 106ra106)に公表しています。

ヨーグルトが腸内環境を整える

ヨーグルトの有名な効能の一つに腸内環境を整えることがあります。

ところが、この研究結果では、一卵性双子を対象とした研究でヨーグルトを食べても腸内細菌には影響がないという研究結果が発表されています。

一般にヨーグルトは、腸内細菌に作用し腸内環境を整えることで、下痢や便秘に効くのだと信じられてきた。しかし、ヨーグルトの有効性は、どこまで科学的に証明されているのだろうか。実は、腸内環境を作る主役である腸内細菌の多様性や腸内環境の個人差、腸内環境に影響を与えるさまざまな要因などによって、厳密に管理された実験を行うことはこれまでとても難しかったのだという。

McNulty氏らは、この困難な課題に対処するため、人間に対する検討では一卵性双生児を、マウスを使った実験では無菌マウスを用いて、ヨーグルトが腸内細菌に及ぼす影響を調べた。

具体的には、成人女性の一卵性の双子7組の一方に対し、5種類の乳酸菌を含む市販のヨーグルトを1日2回、7週間にわたって食べるよう指示し、もう一方にはヨーグルトを食べないよう求めた。その間と前後4週間、定期的に採取した大便に含まれる腸内細菌の種類や、どのような遺伝子が細菌の中で活性化されているのかを検討した結果、驚いたことに、腸内細菌の種類やその比率、活性化している遺伝子の種類や量比、いずれもヨーグルト摂取の有無による違いは双子の間に認められなかったという。

出典:あなたの健康百科

ヨーグルトの効果

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内のビフィズス菌などの善玉菌を増やして、悪玉菌を減少させる働きがあるということが通説でした。
ヨーグルトの容器にもビフィズス菌の説明が書いてあったりしますね。

特に女性の美容とダイエット・老化防止に絡んでヨーグルトが良いということは当たり前のようになっています。整腸作用で便秘・下痢を解消し、肌荒れ・にきびをなくし美容に効く。また、ヨーグルトはカルシウムやたんぱく質を多く含んだ栄養食品であるということも有名です。
これが覆されると何のためにヨーグルトを食べてきたのかと嘆く方がでてきそうです。

乳製品を飲んでも効果がない=乳糖不耐性

学校給食にも毎日のように登場する栄養食品、牛乳。ところが、日本人の大多数は、牛乳の成分を分解する酵素を持っていないために効果がないという説があります。これが乳糖不耐性です。

乳糖不耐性
牛乳に含まれる糖分(乳糖)の消化酵素(ラクターゼ)が不足・減少して生じる症状で、消化不良や下痢を起こします。乳製品を大量に摂取してきた民族以外のほとんどの大人は、このラクターゼの分泌が少なく乳糖を上手く消化吸収できません。
そのために下痢や消化不良を起こしてしまうのです。自覚症状がない場合は、乳製品を取っても問題はありませんが、乳製品を取った後に下痢や消化不良を起こしやすい方は無理しない方が良さそうです。

「食べることに自信をなくした日本人」芽ばえ社、島田彰夫著によると、

日本人の80~95%が乳糖不耐性、イタリア人は19%~52%、スウェーデン人は3%(!)とのことです。

驚く程、国により差があります。

似たような例では、海藻の食物繊維を消化している細菌が日本人の腸内しかいないことを科学誌「ネイチャー」が公表しています。
古来より食べてきたものに人間の身体は適応しています。
ある民族に良い食べ物が、他の民族には効果がないことが良くある例です。

牛乳や乳製品のホルモン

牛乳は、そもそも子牛を育てるためのもので、様々なホルモンが含まれています。どの動物も大人になれば、乳を飲まずに大人にふさわしい食べ物を食べることになります。人間が大人になっても牛乳や乳製品を大量に飲食することが本当に健康に良いかどうかはまだわかっていません。

私は、少量なら大きな問題にはならないと思いますが、大量に摂取しない方が良いと考えています。

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