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正常な背骨は、まっすぐではない。ちゃんとS字カーブ曲線を守ろう

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正常な背骨は、真っ直ぐではなく、適度な形でS字カーブのような曲線を描いています。ところが、このS字カーブが真っ直ぐになったり、曲がり過ぎて猫背の方が増えており、そのことが原因で体調不良や「こり」になる人がいます。

S字カーブの役目

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背骨がS字に曲線を描くことで、重力を分散し、頭を支えることができます。なぜなら、背骨(脊椎)は、約5kgの重さがある頭を支える必要があり、このS字カーブで衝撃を和らげ、歩くときや走るときに身体に来る衝撃もスプリングとして機能し吸収します。曲がったり、しなったりすることで、衝撃を緩和するのは、植物の竹や柳を思い浮かべるとイメージしやすいと思います。

S字の形になることで、一点だけに重さを集中させることなく、力の分散を行っているのです。もし、背骨が真っ直ぐであれば、頭の重さは真下の一点で支えることになってしまいます。そのため崩れると、分散がうまくいかずに一点に負担がかかり、肩こりや腰痛・肩甲骨のこり・骨盤のゆがみなどが生じてしまいます。

S字カーブの曲線

モデルの方の背中は、S字カーブがきれいに出ていてしなやかで美しいですね。あの形が理想的なS字カーブです。このような、綺麗な背中にあこがれる方も多いことでしょう。

一方、オフィスでの仕事が多く椅子に坐ることが多い方は背骨が真っ直ぐの事が多いのです。私も整骨院で先生にあなたの背骨はまっすぐすぎると言われてしまいました。犬や猫など動物の骨格を思い浮かべてみてもいいかもしれません。

背骨のS字カーブの問題

S字カーブは、カーブが強くなる場合と、カーブが少なくなり真っ直ぐになる場合があります。

カーブが強い場合は、猫背やお腹が前に出るような姿勢になります。

カーブが少なくなると、背中が真っ直ぐになるため、一見姿勢が良いように見えますが、これも問題です。

S字カーブが強くなっても少なくてもスプリングや負担の分散の役割を果たせなくなり、筋肉や他の骨に影響が出てきてしまいます。

S字カーブの曲がりが真っすぐに

真っ直ぐになる例は、オフィスでのデスクワークが多いとなりやすい症状です。しかも、自分では、背中を真っ直ぐにしていることから「姿勢が良い」と勘違いしてしまいます。

人間の背骨はまっすぐではダメで、理想形としてはS字カーブを描いているということをイメージとして持っておきましょう。ストレートネックも同じ現象。

ストレートネック:頸椎のカーブが少ない状態、背骨ではなく、首の骨もS字カーブがあった方が良いのですが、首の骨のS字カーブが弱くなった状態です。

背骨のS字カーブで起こる症状

背骨のS字カーブが強くなるか弱くなると、身体のあちこちに負荷がかかり様々な症状が起こってきます。

代表的な症状は、肩こり肩甲骨周囲のこりなど肩から背中にかけてのこりです。背骨周辺の筋肉が固まってしまい、背中全体が硬く柔軟性がなくなり事もあります。

また、腰痛骨盤のゆがみなどの症状が出てくることもあります。直立歩行の場合、頭を背骨と骨盤で上手く支えなければいけませんが背骨で支えきれずに腰や骨盤にダメージが蓄積していき腰痛などの症状が起きてきます。

時には、ぎっくり腰などにも繋がっていきます。

S字カーブを維持するために:背骨の矯正

維持するためには、正しい姿勢をイメージすることです。特に座って仕事をする時には、自分の背中がS字になっているか見直してみましょう。

背中や首に力を入れるよりも、「丹田(へその下三寸)」を意識して座る方が良い形になります。上半身はリラックスさせて丹田で座るイメージ。椅子の背中に枕やクッションを置くのも一つの方法です。

姿勢矯正椅子「アーユルチェアー」

美しい姿勢を維持するための椅子がアーユルチェアーです。肩こりや腰痛に悩む場合、根本的な原因を改善しないと、完治しません。マッサージや整骨院では治らない場合に試してみてはいかがでしょう。

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