残念ながら、五十肩に直接、効果のある薬はありません。五十肩で処方される薬は、痛みを和らげるための薬で、治せる薬ではありません。
五十肩は、原因が完全にわかっていない病気で、そのために特効薬や手術で治ると言い切れません。
五十肩で処方される薬
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五十肩は、痛みや腕が回らないなどの症状があります。痛む場合には、非ステロイド抗炎症薬で痛みや炎症を抑えます。あまりに痛みが強いと、患部に「ステロイド注射」を行い、炎症を抑えます。
ヒアルロン酸
ビタミン剤やヒアルロン酸を貰う事も多くあります。ヒアルロン酸は、元々、体内に存在している物質で、年を取ると減少していきます。そのため、関節の痛みを取るために利用されます。関節液の成分を補充しましょうというのがヒアルロン酸の注入療法です。
神経ブロック注射
時には、神経ブロック注射も使われます。ペインクリニックでは痛みを抑えるためにブロック注射を行いますが、五十肩の根本療法ではありません。痛みを抑えるための対症療法です。神経ブロック注射を繰り返して痛みを取ると症状が悪化していく事に気づかないことがありますのでご注意ください。
五十肩に効く漢方薬
二朮湯(ニジュツトウ)や雲仙湯が五十肩や関節炎の際に利用される漢方薬です。
五十肩の手術
五十肩の手術で行われるのは、炎症により硬く縮んだ「関節包」を解放させる「関節包切離術」です。ただし、この手術にまで至る例は少ないようです。
肩関節鏡視下手術を行なって参りました。腱板のキズで癒着してしまった上腕二頭筋長頭腱周囲の動きを内視鏡手術で剥がしてあげて翌日からリハビリを開始し早期社会復帰を目指します.